こども連れて、帰ってきたよ!クライストチャーチ

およそ10年前、まだ小さい長男を連れてNZを離れ日本に帰国。けれどやっぱり、NZでの生活を子供たちにもさせてあげたい!
2人の息子を連れ、クライストチャーチに再び渡航することに。彼らは初めての海外生活&現地の小学校。
吉と出るか凶と出るか・・子育てはまさに実験です

NZ現地の小学校見学

NZの小学校に行ってみよう!


と、突然子供たちに言ってみたところで、彼らはハニワになるばかり。
まったくピンと来ないに決まっている。そこに疑いの余地はない。


もともと、長男はNZ生まれであるけれど、2歳前に日本に帰国したので、彼の中では「アメリカ」「イギリス」とおなじくらい遠い国であり、まったく知らない異国である。


つまりそこにいたという記憶が全くない。
自分がKIWIでもあるという自覚も微塵もない。


無理もない・・遠すぎて、今まで一度も連れて行っていないし。
ということで、次のGWには(がんばって)NZへ旅行に行ってみよう!
と半年ほど前から予約を済ませていた。
じゃぁ、NZの小学校もいくつか見てこようよ。


自然とそういう流れになり、現地のお友達からいろんな情報を仕入れては、現地校の校長先生に school visit の申し込みをした。


さすが、NZは移民の国。


どこの小学校も留学生や移民の子供をたくさん受け入れてきているので、受け入れる姿勢はとても柔軟。
そして面白いのは、公立といっても、実にさまざまな、いろんなスタイルの学校があるということ。
学校によって音楽が強い、スポーツが強い、IT系の勉強も取り入れている、という特色があるのはもちろん、いわゆる親が一緒になって学校を運営しているようなフリースタイル系の学校もあれば、NZの最新の教育システムを採用して、大部屋にいくつものクラス合同で授業をする学校も。


しかしどの学校でも、授業内容が個々のレベルに合わせて進むというのは同じようだ。
例えば、5年生の子で算数がよくできる場合、6年生、7年生の内容を上の学年の子と勉強する。これってとっても合理的。


日本みたいに、落ちこぼれが出ないように全体を底上げする教育もいいところはあるけれど、その科目が得意な子、どんどん進みたい子にとっては授業がとても退屈なものになってしまうと思う。
そして今年のGW、ちょうどNZの2学期が始まった週に、NZ視察旅行へ。
長男は初のNZの大地に降り立ち、「おれ、ここ好きかも」
そうだよそうだよ~。君の大好きな動物も、乳製品も、たーくさんある国だよ~。


次男は相変わらず、そこが快適でおいしいものがあれば何でもいい。。。


話を学校視察に戻して・・3日間で5校ほど見学。
親の私たちが、校長先生や担当の先生に連れられて、あちこち見ながら「おぉなるほど~」、「へぇ~そんなことが~」、と感心したり驚いたりしている間、うちの息子たちはそんな話はどうでもいいので(理解できないし)、校庭の遊具で遊びまくっていた。


いくつか見た小学校の中で、「○○がいい!!」と真っ先に彼らが訴えた学校は、とりあえず授業はほとんどせず、子供たちが外で遊んでることの多い学校で、いわゆる手作り遊具も充実している場所・・。
子供の判断基準などそんなもんだな・・
私と夫は、そこではなく、しっかりお勉強をさせてくれて、優秀な先生も多いという人気校にやはり気持ちは傾く・・。


しかし、そういう学校は当然人も集まるわけで、あとで聞いたところによると、我が次男坊のクラスには、すでに日本人が7名いると。
そのうち男子が3名と。
これは・・大喜びしてその子たちとばかり遊ぶ次男が目に浮かぶ・・・
一応、期間限定で行くのだし、それじゃぁまったく意味がないよね、と学校選びはやはり難航するのだった・・



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